タタハム冒険記

ランとか登山とか自転車とかその他もろもろ

北九州マラソン2018

f:id:tataham:20180222204812j:plain

2018年2月18日(日)
北九州マラソン2018に参加しました。
そして、人生初のサブ3を達成しました!!

いやーついにこの日がきてしまった……。

ランニング人生の大きな転機を迎えられたような気がします。
忘れないうちに感想書こう(もうほとんど忘れてしまったがw)。

 

 

■エントリーに向けて
この大会は、仕事仲間から話を聞いて知った。
ちょっと遠いけど、どんなマラソン大会でも一度は参加してみたいタタハムは、エントリーを決める。
エントリー方法を見ると、一般枠の他にスピードランナー枠というのがあった。
その条件は、男子3時間30分以内とのこと。
条件をクリアしていたので、スピードランナー枠でエントリーしてみた。

抽選は無事通り、入金も完了。
飛行機+ホテルの予約も済ませ、戦いの準備は整った。

 

コースを見ると、前半ちょこっと起伏があるが、ほぼフラットなコースだ。

例年"古河はなももマラソン"で自己新を狙っていたが、調子が良ければこのコースで自己新を出すことができるかもしれない。

この時点でのタタハムのフルマラソンの最高記録が"03:01:37(ネットタイム)"だったので、いよいよサブ3の領域か。いやーサブ3いけたらマジで感動だ。

この日に向けた特訓といえば、2月9日にやったJR京葉線ラソンくらい?
インターバル走とかペース走とか、きついことは意識的にやってない。
いつも通りといえばいつも通り。
ただ、今年4月の"UTMF"を意識し、いつもより距離は踏んでいたと思う……。

 

■装備
アミノバイタルパーフェクトエネルギー 2本
⇒いつもの。15km毎に補給する
塩熱サプリ(ミドリ安全) 4粒
⇒後半の脚つりに備えて。10km毎に給水と同時に摂取
adizero Feather RK2
⇒今年買ったランニングシューズ。このシリーズは2足目。軽くて速い!!
Garmin ForeAthlete 225J
GPS心拍計がついた腕時計。タイムとペースを測る。心拍機能はOFF、最近全然使ってない。

 

■前日
仕事の夜勤明け(9:30終業)。寝ると飛行機逃しそうだったので寝ないようにする。
16:55頃 成田空港出発
19:25頃 福岡空港着。地下鉄で博多駅へ。新幹線で小倉駅へ向かう
20:00頃 小倉駅到着。前日受付を済ませる。とりあえず一安心
20:40頃 "資さんうどん"で夕飯タイム(肉&ゴボ天)。セブンイレブンで朝食を買う
21:45頃 戸畑駅近くの宿(千望荘)到着。長かった一日が終わる……。

余裕があったら少し観光しようかと思っていたが、慌ただしくて全然それどころじゃなかったw
夜勤明けで熟睡もしてなかったし、早く宿で落ち着きたかったというのが正直なところか。

部屋で明日の準備していると、小学2年生が描いた絵が出てきた。
先生「大会で頑張るランナーのために絵を描きましょう!」
小学生「はーい!」
という光景が目に浮かぶ。
タタハムのために描いてくれたことと、地域一丸となって大会を盛り上げようとする心意気に、感動した。

f:id:tataham:20180222204930j:plain

 

■当日
7:00頃 起床。朝食を食べる(サンドイッチ、チョコスティックパン、麦茶)
7:30頃 チェックアウト。スタート地点に向けて出発
8:00頃 西小倉駅到着。スタート地点に到着。

着替える→おにぎり食べる→荷物預ける→トイレに並ぶ。8:45に並ばないとHグループ(最後尾)になるとのアナウンス。あせる。

8:43頃 SAグループ(最前列)に整列完了
9:00 スタート
天気は晴れ、気温は低いが走るにはちょうど良い。風も弱い。
絶好のコンディションだ!!

さすがSAグループ(最前列)、2,3kmもすれば自分のペースで走れるようになる。
最初の1kmのラップタイムは4:36。あら、いつもの練習通り? と思いきや、その後Garminが示す自動ラップは、
2km 4:09/km
3km 4:14/km
4km 4:12/km
4:30/kmを切るペースは、普段のタタハムがハイペースと感じるスピードである。
なんか、 4:00/km 切ってるときもあるし。
はえーw こんなに飛ばして大丈夫かとよw」思った反面、これくらい出さないとサブ3は無理だと思う自分もいる。
サブ3を達成するには、最低でも4:15分/kmのスピードが必要である。今のペースでもギリギリな感じである。

タイム上は速かったが、潜在的な緊張や周りのランナーの存在、沿道の応援などもあったので、苦しくなかったし、ハイペースで走っているという感覚もなかった。
ひとりで走るのと、大会で大勢で走るのとでは、なにかが違う。
ペースは悪くなかったので、自己ベストを意識したけど、意識し過ぎないようにする。

そんなことで前半は山を見たり(あとで調べたら皿倉山というらしい)、どこまでも続く声援に励まされたりしながら走っていく。
補給も10km毎に塩熱サプリ、15km毎にアミノバイタルを計画通り取っていく。

 

20km手前の最初の折り返しで、タタハムの後ろを走る3時間のペーサーを見つけた。
距離はそんなに離れてない。このペーサーに抜かされないことが、サブ3達成のバロメーターか。絶対に抜かされたくない。

 

中間地点(21.0975km)
SEIKOの大時計を見ると、タイムは1時間27分くらい。
「やべー前半と同じペースでいけばサブ3いけるやん!!」
しかも後半はフラットだ。
気持ちが高まる。しかし、まだ何が起こるかわからない。
海が見えると、マリオカート8のドルフィンみさきのBGMが脳内再生される。
向かい風はあったが、いい感じの集団に付いては風避けにしていく。
帰りは追い風になると、気持ちをプラスにもっていく。
川内さんとすれ違う。完全独走状態やん!!

 

約30km地点
折り返しで再び3時間のペーサーを見つける。
抜かされたらやる気なくしそうだ……。

 

約32km地点
左膝が痛くなる。関節的(?)な痛み。
やべーと思いつつ走っていると、不思議な力でマヒさせることに成功した。

 

37km地点(残り5km)
元気だったらここでラストスパートにはいるのだが、フルマラソンの定番、こむら返り(脚がつる)警報が発令。
走りどころ(?)が悪ければ脚がつり、走るどころか歩くのすら困難となってしまう。
あれだけ警戒して塩熱サプリを用意したというのに、結局こうなるのか……。
走り方がおかしくなる。タタハム直伝、つらない走りでなんとかしのぐ。
ここでつったら、全てが台無しだ。
時計を見ると午後12時(3時間まで)まで残り25分。
「頼む、あと25分だけでいいからもってくれ」

 

38km(残り4km)
明らかにペースが落ちている。
噂の小倉牛エイド。食べたかったけど、タイム重視でスルー。
脚がつらない間は痛くないが、とにかく怖かった。
早く終わってほしい。距離が長く感じる。
ゴールまで、恐怖との戦い。

 

39km(残り3km)
時計を見る、このペースでも維持できればいける。
既に右脚がつっていたが、走りながら無理やり修正する(この辺は長年の経験が生きる)。

……と、そんな中、不思議な出来事が起こった。
ふっと、脚のつる感覚が消え、脚が軽くなったではないか。
神なんて信じてないが、この時ばかりはマラソンの神様でもいるのかと思った。
怖くてたまらない気持ちの中、落ち着きを取り戻す。
それでも、ゴールまで油断できないことに変わりはなかったが。

 

41km(残り1km)
時計を見る、午後12時まで残り8分くらい。
サブ3を確信したが、まだゴールではない。
絶対に気を抜いてはならない。絶対に。ゴールまで。

 

フィニッシュゲートが見えた。残り195mくらい?
最後に誰か追い抜かしたかったが、みんな遠いし脚が危ないので冷静に駆け抜ける。

 

フィニッシュゲートのSEIKOの時計を見る。

サブ3だ!! ばんざい!!\(^o^)/


■まとめ
ランナーとして一つ、大きな目標が達成できてよかった。
最高のコンディション、
フラットなコース設定、
共に走るランナーの存在、
ゴールまで途切れることのない応援など、
数々の好条件に恵まれ、今回達成できたサブ3だと思う。
本当に北九州マラソンはいい大会でした。教えてくれた仕事仲間にも感謝^ ^

ただ、サブ3を1回達成したからといって、誇るのはまだ早い。
どんなフルマラソンでも安定してサブ3を出せてこそ、真のサブ3ランナーと言えよう。
今後のフルマラソンの目標は『安定したサブ3の達成』
タタハム的には、11月の大田原マラソン(昨年は03:15:46)でサブ3出すのが理想かな。
まだまだタタハムの戦いは続く……

f:id:tataham:20180225122641p:plain

 

■レース後(おまけ)

f:id:tataham:20180222205639j:plain f:id:tataham:20180222205215j:plain

13:30頃 戸畑駅から送迎バスでコロナ小倉店へ。

お風呂とお昼ご飯タイム(生姜焼き定食とビール)。

帰りの送迎バスの時間が合わなかったので徒歩で西小倉駅へ……。

f:id:tataham:20180222205557j:plain f:id:tataham:20180222205237j:plain

夕飯は"一風堂 大名本店"でラーメンとビール

博多らしい旅行はこれだけw

20:35頃 福岡空港出発。また会おう福岡!!